キャッシングの返済を延滞したままだとどうなる?
スポンサードサーチ「キャッシングの返済を延滞をしたまま、支払わずにほっておくとどうなるの?」
ナカムラが、クレジットカード会社のお客様、知り合いから何度か受けた質問です。
まず、クレジットカード会社の場合は残高不足により引き落としが出来なかったとしても、7日~15日後位を目途に、再び引き落としがかかります。
その際、数百円の事務手数料がプラスされます。
これをクレジットカード会社では再引き落とし、再振替と呼んでいます。
しかし、プロミスなどのキャッシングの場合は再振替の制度が無く、引き落としができなかった時点で延滞扱いとなります。
延滞扱いとなった場合は、2日~7日後位にキャッシング会社から「支払いが遅れているので、入金してください」という督促の電話がきます。
督促の電話が来ても、更に入金をしないでほっておくと、入金遅れから2か月後位を目途に、自宅訪問による督促があります。
自宅訪問後も支払わなかったり、不在でコンタクトが取れなかった場合は強制解約の対象となります。
キャッシング会社との契約を一方的に破棄されるということです。
まとめると以下の通りになります。
▼2日~1週間の延滞
- 電話による督促
- または郵送の場合もあり
▼2か月以上の延滞
- 自宅訪問による督促
▼自宅訪問後も入金しなかった場合
- 強制解約
キャッシングを延滞するとヤクザが取り立てにくる?
実は、ナカムラがクレジットカード会社時代、「延滞=ヤクザが取り立てにくる」本気で思っているお客様がいました。
当たり前ですが、
まずあり得ません!!
(生まれつきヤクザみたいな怖い顔の人は来るかもしれませんが...)
昔、消費者金融、クレジットカード会社の督促の厳しさは社会問題になったことがありました。
この社会問題になったことを受けて、貸金業者の督促に関する法律は現在、非常に厳しくなっています。
例えば、闇金ウシジマ君を見ていると、債務者の取り立てに4人~5人以上で自宅訪問している場面があります。
実は、3人以上で督促を目的とした自宅訪問を行った時点で、貸金業法的にアウトです。
勿論、
「腎臓を売ってでも金を作れ」、
「マグロ漁船に乗ってでも返してもらおうか」
等の債務者に対する暴言などは論外です。
キャッシング会社が債務者に対して使ってはいけない言葉
ナカムラは督促を行うコールセンターでも2週間ほど勤務したことがあります。
業務に入る前に「債務者に対して使ってはいけない言葉、単語」の資料を渡されて、勉強させられました。
この資料は社外秘なので、内容についてはここでは詳しく書けませんが、かなり厳しくなってるとだけは言えます。
当たり前ですが、「すぐに入金しろ!!」、
「親、知り合いから借りてでも返せ」等の
暴言を吐いた時点で完全にアウトです。
ですので、キャッシング会社、クレジットカードのコールセンターの入金案内部門は、非常に穏やかな状態で業務をおこなっています。 (お客に対して怒鳴っている人はまずいませんからね)
支払う意思が無い、本当にお金が無い人に当たった場合は、むやみやたらに深追いをせず、ある程度期間を空けてから、再度連絡をして様子を見ます。
その為、業務としては非常に楽でした。のらりくらりとマニュアルに沿って電話していればOKですからね。
もっと言うと、督促のコールセンターで勤務している人は、どちらかというと社内でも出世コースから外れたいわゆる窓際社員が在籍していることが多かったです。
キャッシング会社による督促の違法行為
現在、キャッシング会社による督促については、非常に厳しく法律で定められています。
中には、
「こんなことまでやってはいけないの?」と驚くような規制もあります。
代表的なキャッシング会社による督促の違法行為を挙げると、以下のものがあります。
▼督促の違法行為
- 勤務先へ電話(勤務先が連絡先のを除く)
- 債務整理後の債務者へ連絡
- 入院中、冠婚葬祭中の取立て
- 債務者以外の親族に支払いを要求する
- 午前8時~午後9時以外に債務者に連絡をとる
- 1日に4回以上の債務者への連絡
- 連絡の際、社名を名乗る行為
以外に知られていないのは
「勤務先への電話」、「1日に4回以上の債務者への連絡」、「連絡の際、社名を名乗る行為」ではないでしょうか?
ナカムラは以前、クレジットカード会社Nに勤務する知り合いのノルマの為、付き合いでクレジットカードを作ったことがあります。
普段あまり使うことのないクレジットカードでしたが、ふとした時に手持ちが無く、1度だけショッピングで利用したことがありました。
利用したことをすっかり忘れていて、口座に入金もしておらず、勤務先に督促の電話がかかってきた時点で入金を忘れていることに気づきました。
しかし、カードを作った時に自宅以外に連絡はしないで欲しいということは伝えているはず。
と思い、「勤務先へは連絡しないで欲しいと申し込み時に言っているはずですが...。」と伝えました。
すると、当時のN社督促担当が少し怒り気味に「遅延した訳ですから、仕方が無く電話をしました」的なことを言ってきました。
当時、ナカムラは督促に対して無知だった為に「そんなものなのかな?」と思っていました。
しかし、数日後にN社の督促の責任者を名乗る人から、ナカムラの個人携帯にお詫びの連絡がありました。
どうやら、N社の内部で事務的なミスがあったらしく、勤務先への連絡を希望していない人に連絡がいくような状態になっていたらしいです。
支払いが遅れるとすぐに勤務先へ督促の電話が来て、同僚、上司に延滞していることがバレてしまうのでは?と思っている人が結構いるようです。
しかし、実際は督促時に希望をしていない勤務先へ連絡をすることはまずあり得ません。
何日支払いが遅れるとマズイ?
「支払いは何日遅れるとマズイの?」
ナカムラがクレジットカード会社勤務時代、何度も聞かれたことです。
結論としては、1日でも延滞してまえば、立派な延滞記録となる可能性もある為、1日でも遅れたらマズイと考えたほうが無難です。
というのは、個人信用情報機関に延滞情報として記録するのは、消費者金融、クレジットカード会社の裁量に委ねられています。
さすがに支払い期日に1回だけ1日の入金遅れがあっただけでは延滞として記録はしないとは思いますが延滞は延滞です。
1日の支払い遅れでも、数回重なって続くと、個人信用情報機関に「延滞」として記録される可能性もあります。
時々、ネットを見ていると「遅延は61日までなら事故情報として扱われない...」って感じで書かれている記事を見かけることがあります。
しかし、全くのデタラメと言っていいでしょう。
何故なら、前述の通り、延滞として個人信用情報機関に記録するか否かは消費者金融、クレジットカード会社次第だからです。
この61日の遅延というのは、個人信用情報機関に「異動情報」として記録される日にちです。
「異動情報」が記録されたということは、簡単に言うと要注意人物として記録されたということです。
そうなると、審査が確実に厳しくなるので、「1日位なら大丈夫だろう...」とは思わず、支払期日には確実に間に合うように努めるべきです。
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