グレーゾーン金利とは?

「お宅は今まで18%以上のグレーゾーン金利で金を貸していたんだ。すぐに払い過ぎた金利を返せ!!」

何度かあった問い合わせ ナカムラが某クレジットカード会社のコールセンターに勤務している時に何度かあった問い合わせです。

「グレーゾーン金利」という言葉が浸透し始めたのは、利息制限法の上限金利を超えた分を無効とした判例が出た2006年以降からでした。

グレーゾーン金利とは、一言で言うと、利息制限法で定められた上限金利と、出資法で定められた上限金利の間にある金利のことを言います。

グレーゾーン金利という言葉を詳しく説明する前に、聞きなれない言葉がいくつか出てきましたね。少し整理します。

利息制限法と出資法の違い

簡単に言うと、出資法、利息制限法ともに「法律で決まっている上限以上の利息を顧客から取ってはダメですよ!!」というものです。

利息制限法と出資法の上限金利は以下の通り。

▼出資法
  • 29.2%
▼利息制限法
  • 10万円未満・・・20%
  • 10~99万円・・・18%
  • 100万円以上・・・15%

上限以上の利息を顧客から取ってはダメ グレーゾーン金利とは2つの法律で定められている上限金利の間にある部分を指しています。

このグレーゾーン金利という言葉が出始めた2006年以前、消費者金融、クレジットカード会社の金利は実質年率19%~28%程度が当たり前でした。

出資法の上限金利以下、利息制限法の上限金利以上ですね。

消費者金融、クレジットカード会社は出資法に基づいた上限金利に従っていました。

何故、上限金利に対して、2つの法律が存在していたのでしょうか?

利息制限法とは?

利息制限法の原型ができたのは明治10年のことです。

この法律は5条しかありません。

何とも頼りない法律 しかも、法律を破っても罰則無しという何とも頼りない法律だったんです。

普通に考えれば分かることがだと思いますが、破ってもお咎め無しの法律を守る業者はいませんよね?

その為、法律自体は実質的に形骸化していました。

実際、グレーゾーン金利という言葉が出る2006年まで、利息制限法を順守していた消費者金融、クレジットカード会社は皆無でした。

出資法とは?

出資法は1954年に制定されました。

金利上限を定める 最大の目的は、サラ金がお金を貸す時に利息を取り過ぎないように金利上限を定めるというものです。

この出資法で定めた、上限金利を超える利息を顧客に請求しただけで、懲役5年もしくは
1000万円以下の罰金が課せられます。

利息制限法とは違い、罰則が具体的に定められています。

この出資法に基づいて、消費者金融、クレジットカード会社は長年営業活動を行っていました。

上限金利も1954年に制定されてからも、以下の通りに引き下げられてきました。

  • 1954年・・・109.5%
  • 1983年・・・73%
  • 1986年・・・54.75%
  • 1991年・・・40.04%
  • 2000年・・・29.2%

金利が引き下げられた時は、貸金業者が何か社会的な問題を起こした時です。

ちなみに直近の2000年の際は、商工ローン、日栄などが債務者に対して、厳しい取り立てを行い社会問題になった時です。
商工ローン、日栄の社員が、債務者、連帯保証人に対して「腎臓売れ」、「目玉一つ売れ」などの暴言を吐いていました

貸金業者からしてみれば「サラ金を律するために作られた出資法を長年守ってきた」という訳です。

それなのに何故、急に利息制限法で定められた以上の金利が違法とされたのでしょうか?

みなし弁済とは?

みなし弁済とは? みなし弁済とは、一定の条件を満たしていたら利息制限法以上の金利を顧客からとって良いとする法律です。

具体的には、お客が利息制限法以上の金利であることを納得しているのであれば、18%~29.2%のグレーゾーン金利を顧客から取ってもOKということです。
(10万未満は金利20%)

この「みなし弁済」がある為に今まで消費者金融、クレジットカード会社は利息制限法を超える金利を取ることが可能でした。

しかし、
2006年の判例では「お客は利息制限法を超える金利は納得して支払っていなかった」とするものでした。

確かに、消費者金融、クレジットカード会社が顧客と契約するたびに「これから支払ってもらう金利は利息制限法を超えています。納得してくれますね?」とは言うはずがありません。

厳密に言えば、お客は納得して契約しているとは言えませんね。

この判例のお陰で、これまで消費者金融、クレジットカード会社が利息制限法以上に取っていた利息は過去に遡って無効となりました。

過払い請求ブーム、貸金業法改正

「過払い請求」が始まりました。 「グレーゾーン金利」を無効とする判決が出た後、利息制限法以上に払っていた金利を取り戻す過払い請求が始まりました。

過払い請求がブームとなった2008年~2010年の間、ナカムラは某クレジットカード会社に勤務していました。

テレビの宣伝でも司法書士、弁護士の「過払い請求」のCM、広告を多く見た時期でもありました。

多くの過払い請求があったお陰で、ナカムラの勤務していた会社の収益は急激に悪化し、ボーナスが大幅に減らされて、生活が苦しくなった時期でもありました...。

過払い請求のお陰で潰れてしまった会社も沢山あったので、生き残っていただけましと言えばそれまででしょうが。

こうして、2010年6月18日には貸金業法に「みなし弁済の廃止」、「グレーゾーン金利撤廃」が正式に反映されました。

利息制限法以上は悪徳業者

禁止されました 2010年6月以降、貸金業者は利息制限法以上の金利を顧客から取ることを禁止されました。

利息制限法で定められている金利以上を請求した時点で違法です。

▼利息制限法の利率

  • 10万円未満・・・20%
  • 10~99万円・・・18%
  • 100万円以上・・・15%

利息制限法を超える金利を取ろうとしている業者は間違いなく違法業者です。利用はおろか連絡もしてはいけません。

なお、過払い請求は10年という時効があります。

2007年が利息制限法を超える金利を顧客から取っていた最後の年である為、2017年が過払い請求ができる最後の年となります。

心当たりがある人はまず司法書士、弁護士に相談するといいでしょう。

即日融資も可能プロミス

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